ボイストレーナーの遠藤舞さんが、女性のグラビア写真の扱いについて言及した。遠藤さんは2015年に解散したアイドルグループ「アイドリング!!!」の元リーダーでもある。
「引退した後に、消したいと思う瞬間が来るかも」
遠藤さんは24年12月14日、Xで「これはかねてよりずーーっと思っている事なんだけど」と前置きし、「グラビア含む芸能人の写真、本人が希望したらいつでもこの世から一瞬で消えるようになったらいいな」と投稿した。
グラビアという職業については、「グラビアをやりたい子、ずっとやりたくてやっとできた子もいる。それは応援したい」としつつも、「けど引退した後に、消したいと思う瞬間が来るかもしれない」「あの時は若かったけど、今大人になってから思うと少し恥ずかしいなとか、結婚するから、子供ができたから写真を消したいとか、色々か事情が後から出てくることもある」と懸念をつづった。
遠藤さんは、「なかなか難しいのかもしれないけど、自分の身体は自分のもので、どう見せるかはその時々の自分が決めたい」としていた。
また、自身の実体験として、「私は30代超えて仕事の場でエロクソ親父に検索かけられて、昔の水着の画像出されてジロジロ見比べられたという地獄みたいな経験がある」と告白。「撮影の現場でも本人が嫌だと感じたことは気軽にNGを出せるようになってほしい。インティマシーコーディネーターさんのような人がいて、大人の圧がない状況でどんな事をやりたくて、どんな事はやりたくないかを表明してから撮影できるようになったらいいなと思っている」と現場の改善を求めた。
さらに、「撮影が始まってしまうと、過激すぎたり過酷すぎたりして嫌だと思っても、空気的になかなか言い出せない」といい、「特に若年層の撮影の際はその辺の線引きはデリケートに扱うべきだと感じる」「女性たちのグラビアはとっても美しいし、素晴らしいお仕事だと思うからこそ、撮影中も、掲載後の未来の事も安心してグラビアの撮影ができる世の中になってほしいよ」と訴えていた。