韓国人の対日感情「良い」2013年以降で最高に
尹政権下では、韓国人の対日感情は改善していた。韓国のシンクタンク・東アジア研究院は24年9月19日、18歳以上の韓国人1006人から回答を得たアンケート調査結果を公表。日本の印象を「良い」と答えたのは41.7%で、13年以降最も高い数字だった。一方「悪い」は42.7%で、逆に13年以降最も低い。
同調査によると過去5年間では、文在寅(ムン・ジェイン)政権下の20年、対日感情が最も悪化していた。「良い」が12.3%、「悪い」が71.6%だった。
韓国の有力紙・朝鮮日報(電子版)は24年8月15日、東北アジア歴史財団の世論調査結果として、「25~29歳の韓国人男性の74.8%が日本に好感を持っていることが分かった」と報じた。7月22~30日、韓国の満18~39歳の男女1000人を対象に行われた調査だという。
18~39歳の年齢幅でも、日本の好感度が高いと答えたのは57.3%と6割に迫った。
ただ、日本との関係改善を進めてきた尹大統領が罷免されれば、次期政権の外交戦略が変わる可能性はある。好転していた韓国民の対日感情がそのまま維持されるかは、不透明だ。