米メディア「CNN 」が2024年12月13日、故安倍晋三元首相の妻・昭恵夫人が、ドナルド・トランプ次期米大統領と会談すると報じた。
気になるのは、いまだ会談の目処が立たない石破茂首相。トランプ氏との会談はいつ実現するのだろうか。
「トランプ氏は定期的に昭恵夫人に電話をかけて様子を伺っている」
CNNは13日、「トランプ氏、安倍昭恵氏と15日に非公式の夕食会 直接会話して計画」として昭恵夫人とトランプ氏の会談予定について報じた。
報道によると、事情に詳しい人物が明らかにしたもので、夕食会はトランプ氏の邸宅「マール・ア・ラーゴ」で開かれ、メラニア夫人も同席するとみられる。
CNN記者のケイティアン・コリンズ氏は、昭恵夫人とトランプ氏の会談について伝えた上で「Trump and Mrs. Abe have maintained a close relationship ever since her husband was assassinated two years ago while delivering a political speech in his home country.(編訳:トランプ大統領と昭恵夫人は、2年前に安倍氏が母国で政治演説中に暗殺されて以来、親密な関係を保ってきた)」とXで明かした。
その上で、「Trump regularly calls Mrs. Abe to check in on her, a source close to the president-elect confirmed,(編訳:トランプ次期大統領に近しい関係者が確認したところによると、トランプ氏は定期的に昭恵夫人に電話をかけて様子を伺っているとのことだ)」。
「and the dinner was scheduled through direct conversations between the two, not government channels, as is often the case with diplomatic figures.(編訳:この夕食会は、外交関係者にありがちな政府ルートではなく、2人の直接の会話によって予定された)」ともしている。
マクロン大統領、ゼレンスキー大統領との「三者会談」などは実施されたが
こうした報道が日本でも注目を集めるなか、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏も言及した。会食予定を伝えるニュース記事を引用し、「石破さん、、、」と意味深長につづった。
G20首脳会議の出席のため、11月中旬にペルーとブラジルを訪れていた石破首相は、帰途に米国を訪れてのトランプ氏との会談を希望していた。しかし報道によると同月17日に、トランプ氏との面会は25年1月20日の就任式後となることを明かした。
面会が見送られた理由については、トランプ氏側から法律上の制約を理由に、「就任前は各国の首脳と会わない」との意向を伝えられたとしていた。
もっとも、11月14日にはアルゼンチンのミレイ大統領と、11月29日にはカナダのトルドー首相とそれぞれ会談。12月7日には訪問先のフランスでマクロン大統領と会談し、さらにウクライナのゼレンスキー大統領も交えた三者会談も行われた。
こうした背景から、SNSでは、いまだ会談の目処が立たない石破首相に言及する投稿が目立つ。前述の堀江氏の投稿にも「現職の総理よりも強い元総理妻 ていうか、現職総理が弱すぎるのかw」「安倍夫人と会うのは『私人として』って理屈は通るけど、石破さん立つ瀬ないのはたしか」「石破さんは、トランプさんと会談できてないんですよね。断られた? 相手にされていない?」などとするコメントが寄せられている。
Trump regularly calls Mrs. Abe to check in on her, a source close to the president-elect confirmed, and the dinner was scheduled through direct conversations between the two, not government channels, as is often the case with diplomatic figures.
— Kaitlan Collins (@kaitlancollins) December 13, 2024