駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバ氏が2024年12月12日、自身の離任にまつわる質問に回答した。
「しばしば寄せられますが、そんなことありません」
レジャバ氏は12日、「街中で遭遇したフォローの方にそろそろ離任するのかと聞かれて、確かにそのような声がここでもしばしば寄せられますが、そんなことありません」と自身をめぐる質問に回答した。
離任については否定した一方で、「ただ、いつ何が起きても後悔のないように日頃から努める気持ちはこれまでよりも一層増しています」とつづっている。
レジャバ氏は5日、Xで政府に対する大規模なデモが続くジョージアの現状について説明を行う動画を公開し、その真意に注目が集まっていた。
ジョージアのイラクリ・コバヒゼ首相が「ジョージアは、EU加盟交渉を開始する協議を2028年まで行わない」と明言したことが大規模デモの発端だとしつつ、現在のジョージア政府について「親ロシア派でもなければ、EUの加盟を離脱した・停止したということも一切ございません」と報道を否定していた。
現政府に寄り添ったコメントを発表したレジャバ氏だが、投稿を見た人からは真意は別にあるのではとする声が上がった。動画には「信頼する皆様へ ジョージアの現状について なるべくわ分かりやすく 言わなければならないことを言います できるだけ多くの拡散を」(原文ママ)とのコメントが添えられており、この文章を頭から一文字ずつ取ると、「信」「ジ」「な」「言」「で」つまり、「信じないで」となっていた。
こうした行動がもととなっての離任の可能性があるのでは、として心配するユーザーも少なくないようだ。
レジャバ氏の投稿には、「閣下、誰にどう思われようと、あなた自身、あなたの家族、お国と日本との関係、大事なものをなんとか賢く守ってください」「私は、レジャバ大使が適任だと考えております 他の誰かを据えたとして、ここまで国交に尽くしてくれるのでしょうか 無いです 私が推薦するのは、ティムラズ・レジャバ氏です」など、レジャバ氏の身を案じつつ留任を願う声が相次いだ。