「上沢はソフトバンクか日本ハムの2択でしょう」
このような事実を踏まえ、岩本氏は「周りのチームに接触しようが自由だし、ルール上、権利を持っている。アメリカに行って、アメリカの厳しさを知った。日本でも大ケガを乗り越えるというタフな野球人生を送っている上沢は魅力がある。ホークスの接触にしても、ホークスはいいチームだということを、同級生の仲良しの近藤(健介)が情報を落としているかもしれない」と語った。
そして、こう続けた。
「(ソフトバンクは)石川柊太(投手)がFAで出ていったわけだし、もうひとり先発がいる。ニーズがあっている。ファイターズもほしいでしょう。でも、上沢に自由に自分の身を振ってもいいですよ、というスタンスなのではないかな。いずれにせよ、上沢は僕の見立てで言うと、ソフトバンクか日本ハムの2択でしょう」
大リーグでは2試合の登板にとどまり、1勝もできなかった上沢。来シーズンは日本球界でプレーする可能性が出てきた中、岩本氏は日本ハムOBとして、ファンに対して、次のように呼びかけた。
「ひとつお願いがある。上沢がどんな決断をしても、彼を肯定してあげて。1番悩んでいるのは本人だから」
上沢は米国から帰国後に、「スポーツニッポン」(ウェブ版)のインタビューの中で自信の去就に言及。記事によると、上沢は「12年間在籍して育ててもらったファイターズに一番、思い入れがあります。ただ、どの球団でも話を頂けるのであれば『結構です』と言うのではなく、一度話を聞きたいと思っています」などと語ったという。