国際政治学者の三浦瑠麗氏が2024年12月12日、パワハラ疑惑が内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる報道に関する週刊文春による見解に、Xで苦言を呈した。
「Ⅹ氏が決して触れられたくなかったこと」
三浦氏は12日、週刊文春電子版が11日に公開した「《兵庫・斎藤知事報道》『文春』が"公用PC"の中身を報じなかった『3つの理由』」との記事を引用し、Xに持論をつづった。
文春は、内部告発を行った元西播磨県民局長「X氏」の公用PCの中にあった私的な文章を公開しなかった理由について、「中身についてはⅩ氏が決して触れられたくなかったことであり、本稿では言及しない。ただ、Ⅹ氏の告発を握りつぶすためにこれを利用しようとする行為がどうしようもなく卑劣であることは論を俟たない」としていた。
元局長は7月に亡くなっているが、ネット上ではプライバシー情報とされるデータが流出し、SNSでは元局長が長年の間、妻ではない女性と不倫関係にあったのではとする噂が拡散された。SNS上では、文春が「公用PCの中にあった私的な文章」としたものについて、男女関係などプライバシーが多く含まれた日記だとする見方が多い。
文春は斎藤氏が再度知事選に当選するなどしたことに触れ「本件を巡る状況は大きく変わったが、小誌のスタンスは当初から変わっていない」と主張。告発を行った元局長のプライバシーを守ったことについて、改めて見解を示した格好だ。