スポーツブランドのリーボック・ジャパンが2024年12月9日、ロックバンド「B'z」の稲葉浩志さんとコラボしたスニーカーにデザイン不良や製造不良の問題が起こっていたとして、返品を希望する場合は返金手続きを行うと公式サイトで発表した。
「すべての責任はReebokにある」
問題が発生した商品は、「インスタポンプフューリー94マグマ」だ。リーボックを代表するスニーカー「インスタポンプフューリー」の30周年を記念したコラボ商品だと、B'z公式サイトに書かれている。
稲葉さんの顔がプリントされるデザインだと案内されていたというが、実物を手にした人からは「顔がない」「目元などの印刷が見当たらなくて少し残念」「眉、目、鼻がプリントされていない」「私のインスタポンプフューリーも稲葉さんの目がない」などと指摘する声が上がっていた。
こうした声を受け、リーボック・ジャパンが8日にXを更新。「ご心配をお掛けして申し訳ありません」と謝罪した上で、「現状把握と解決策の整理に努めております」と説明していた。
同社は翌9日、問題の経緯を公式サイトで説明した。なお、同発表は10日20時に追記されている。
まず、2つの問題が発生していると報告した。1つ目は、左足側のプリントのデザインがウェブサイトに掲載した商品の画像と大きく異なる「デザイン不良」。2つ目は、フットベルトに接着剤や汚れが付着していたり、個体差という水準を超えて、アッパーの取り付け箇所が左右で大きく異なったりする「製造不良」だ。
12月に配送予定だった今回の商品から生産工場を変更し、その生産工程においてプリント仕様が変更されてしまっていた。また、海外検品工場も変更し、今までの検品水準と同じではなかったため、「製造不良」商品を届けてしまった、と説明した。
同社は「このような瑕疵がある商品をお届けする事になってしまい、大変申し訳ございません。当然ながら、今回の問題に関するすべての責任はReebokにある」と謝罪。
返品を希望する場合は、返金手続きを行うとの方針を示した。商品交換については改めて報告するとしている。