「今振り返ると、欠航という判断をすべきだった」
こういった経緯を会社側は
「3時間も遅らせてしまった運航乗務員の体調というのは、どういうことなんだ」
「明らかに時間をかけてアルコール検査をし直している」
などと疑問視。2人の帰国後に事情聴取したが、あくまで「体調不良」「誤検知」「乗務前検査では0.00ミリグラムだった」などと主張。改めて12月3日に事情聴取した際、初めて飲酒について明らかにしたという。
南氏によると、仮に会社側が飲酒の事実関係を事前に把握していれば「当該乗務員たちを乗務させないという判断を当時もしただろうし、現在もする」。本来ならば欠航すべきフライトが、機長2人の隠蔽行為が原因で運航されてしまったとの見方を示し、次のようにも話した。
「今振り返ると、欠航という判断をすべきだった」
「前日の飲酒を私どもは把握することができていなかったので、本人たちの乗務を止めさせるという判断ができなかった」
2人への処分は「検討中」だとしている。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)