プロボクシングの元WBA世界ヘビー級王者で世界4階級制覇のロイ・ジョーンズ・ジュニア氏(55)が、2025年に見たいビッグマッチとして、井上尚弥対ワシル・ロマチェンコ戦を挙げた。
「本当にいい試合になるだろう」
米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン」(ウェブ版)が24年12月9日に報じた。
ジョーンズ・ジュニア氏は、88年ソウル五輪ライトミドル級銀メダリストで、プロでは、ミドル級、スーパーミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級の世界4階級を制したレジェンドだ。通算成績は66勝(47KO)10敗。
「ボクシングシーン」の記事によると、ジョーンズ・ジュニア氏は、25年に自身が見たいとするビッグマッチとして、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)と、IBF世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ、36)の名を挙げ、その理由を、次のように説明した。
「正直に言うと、ロマチェンコが戻ってきて、どんなことができるか見たいんだ。ロマチェンコはテクニックに優れているから、いい試合になるだろう。ロマチェンコは今、自分よりはるかに大きな相手と戦っている。井上は彼に近い体格だ。本当にいい試合になるだろう」
ジョーンズ・ジュニア氏から「指名」を受けたロマチェンコは、08年北京五輪、12年ロンドン五輪で金メダルを獲得した元トップアマだ。アマチュアでは400戦近いキャリアを誇り、13年10月にプロデビューした。