コラムニストの妹尾ユウカ氏がYouTubeで「40歳近くになってパーカー着てるおじさんおかしい」などと発言した件をめぐり、実業家の堀江貴文氏が怒りをあらわにしている。
「40近くになってパーカーとか着てるおじさんって結構おかしい」
物議を醸しているのは、若手ビジネスパーソンをターゲットとしたウェブメディア「新R25チャンネル」で2024年12月6日に公開された動画「【老害おじさん化回避】若者と絡むな、パーカー着るな。"いいおじさん"のすべて【イケオジへの道】」で妹尾氏が語った「おじさん」のファッションに関する持論だ。
新R25副編集長の天野俊吉氏による「素敵なおじさんになるにはどうすればいいか」という質問に答えるという企画で、妹尾氏は「サザンオールスターズを歌うおじさんはいいんですよ。40近くになってパーカーとか着てるおじさんって結構おかしいと思うんすよ」と主張。
妹尾氏は「いいおじさん」を目指すにはファッションも重要だとし、「全身ディオールのおじさんとかいるんですよ。本当にキツくて」と高価すぎるブランドファッションには「気持ち悪いです」とした。
天野氏が「僕全然パーカー(を着る)」とラフなファッションはどうかと尋ねると、「フードついてんのが結構嫌なんですよね」。「トンマナ(トーンやマナー)が合ってない、みたいな。顔と(服の)」と苦笑し、「もっと服装よりも(中身に目を向けるべき)」とした。
「いくつになっても自分が着たい服を着れば良い」
妹尾氏の主張には、著名人らも多数反応している。
「ひろゆき」こと実業家の西村博之氏は、「こういうタイプの人に寄って来て欲しくないので、パーカーを着る事で両者に幸せが訪れると思うおいらです」と皮肉った。
インフルエンサー・起業家の田端信太郎氏は「50近くなっても毎日パーカー着てます! 大変申し訳ございません」と恐縮。
ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、「今より若い頃、歳相応の格好しなさいと言っていた大人が嫌いだったので、いくつになっても自分が着たい服を着れば良いと思う パーカーでもなんでも好きな服、好きな色を選べば良いと思う」と主張した。
中でも強い反感を示しているのが、「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏だ。
Xで「50過ぎても余裕でパーカー着てるおじさんです。なんなら自分の着てるパーカーまでプロデュースしてます。おかしいんですかね?」と反応した後、妹尾氏について「結局売名なのか笑」とつづっていた。
「堀江さんもひろゆきさんも"普通"とはかけ離れている」
妹尾氏は「おじさん」らから多くの反響があったことを受け、9日に公開された集英社オンラインによるインタビューに答えた。
発言の意図について「TPOの話で言っただけなんですよ。港区とかにいる"意識の高い系"のおじさん向けに話したこと」とした上で、「休日におじさんがパーカーを着ることについては私は何も言ってないんですよ」と釈明している。
一方で、西村氏や堀江氏に対しては「『おかしい』か『おかしくない』かで言えば、堀江さんもひろゆきさんも"普通"とはかけ離れているかたなので、言ってるこちらに信ぴょう性が増したなって思います」としていた。
「あのクソ女はマイノリティだから」
堀江氏は同日、妹尾氏のインタビューを引用し、「商談でいつもパーカー着てるし、それをおかしいとか関係ない奴に悪いことみたいに言われるの普通に腹立つでしょ」と反論し「やっぱキショいなこいつ」と不快感をあらわにした。
「パーカー販売店の営業妨害だよね」とのコメントには、「それは本当にそう。世の中の大半はまわりにビクビクしながら生きてるから、そういう人たちが着なくなるよね。まあパーカー屋とまでは言わないけど、うちのブランドでもパーカー売ってるからな。営業妨害ではあるな」と同意している。
「あのクソ女はマイノリティだからオッサンでも商談でパーカー着ても大丈夫だからね!」と、いら立ちまじりに自身がプロデュースする焼肉店「THE WAGYUMAFIA」のグッズをおすすめした。
商談でいつもパーカー着てるし、それをおかしいとか関係ない奴に悪いことみたいに言われるの普通に腹立つでしょ
— 堀江貴文(Takafumi Horie、ホリエモン) (@takapon_jp) December 9, 2024
“40歳パーカーおじさん”発言で大炎上の女性インフルエンサーが反論「よくそこまで怒れますね?」「実家、パーカー工場なの?」(集英社オンライン) https://t.co/zJuYegnfxC