中山美穂さん宅前で妹・忍さんに取材...メディアに「そっとしといてあげて」 事務所も報道関係者へ声明

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   歌手で俳優の中山美穂さんが2024年12月6日、54歳で死去した。報道各社は、同日夜や翌7日に中山さんの自宅を訪れた妹で俳優の中山忍さんの様子やコメントを報道した。こうした遺族への報道の姿勢に、SNSでは疑問の声が上がっている。

  • 中山美穂さん。2017年の第22回釜山国際映画祭で撮影(写真:アフロ)
    中山美穂さん。2017年の第22回釜山国際映画祭で撮影(写真:アフロ)
  • 中山美穂さんオフィシャルサイトより
    中山美穂さんオフィシャルサイトより
  • 中山美穂さん。2017年の第22回釜山国際映画祭で撮影(写真:アフロ)
  • 中山美穂さんオフィシャルサイトより

スポーツ紙でも東スポは異色...「ほんこん 中山美穂さん妹・忍への直撃取材を批判」

   日本テレビ系の報道をまとめたニュースサイト「日テレNEWS」では、6日夜、報道陣の前で目に涙を浮かべながら頭を下げる映像や、「突然のことで私もいまお話しできることが何もありませんので」といったコメントを報道した。

   フジテレビ系のニュースサイト「FNNプライムオンライン」やABEMAのニュースサイト「ABEMA TIMES」、テレビ朝日のニュースサイト「テレ朝news」、でもこうした様子を報じている。スポーツ紙では、サンケイスポーツや日刊スポーツがウェブサイトで報じた。

   また、現代ビジネスと日刊ゲンダイ、FRIDAYもウェブサイトで報じているほか、FLASHも「中山美穂さんの自宅マンション前で取材に応じた中山忍」とする写真を掲載している。

   さらに翌7日に再び忍さんが美穂さんの自宅を訪れたとして、その様子も報じている。ウェブサイトに配信された記事では、前出の2紙に加えて、スポーツニッポン、スポーツ報知、デイリースポーツのスポーツ各紙の記事が確認できる。サンケイスポーツの記事によると、現地には約25人の報道陣がいたという。

   東京中日スポーツは、美穂さんの遺体が自宅に無言の帰宅をしたことを報じる8日の記事で、「中山美穂さんの自宅を出発する妹の中山忍」と説明がついた写真を載せている。

   こうした遺族への取材に、Xでは「あまり強引な取材しないで弁えて そっとしといてあげて」「テレビ局などは、気持ちを察して取材を控えるべきと思う」「中山忍さんへの取材を止めて静か見守ってあげてほしい」といった批判の声が寄せられた。

   スポーツ紙の中でも異色なのが東京スポーツで、ウェブサイトには忍さんへの取材記事は見当たらず、逆に

「ほんこん 中山美穂さん妹・忍への直撃取材を批判『下品なことすな』『悲しいに決まってるやろ!』」

の見出しで、取材に批判的な記事を載せた。

事務所も複数回にわたって報道関係者へ呼びかけ

   美穂さんの所属事務「BIG APPLE」も、公式サイトで「過度な取材・報道」を控えるよう、報道関係者へ複数回にわたって呼びかけている。

   6日に美穂さんの死去を伝えるお知らせの中でも、最後に「ご家族やご親族に配慮し、過度な取材・報道は厳に慎んでいただくよう切にお願い申し上げます」と呼びかけた。

   さらに8日、「報道関係者の皆様、ファンの皆様へ大切なお願い」と題したお知らせでも、同様の呼びかけをしている。

「ご遺族および関係者のプライバシーを尊重するため、取材はお控えいただきますようお願い申し上げます」
「近隣住民の方々へのご迷惑となる可能性がございますので、自宅や事務所への張り込みや訪問もご遠慮くださいますよう、重ねてお願い申し上げます」

   さらに同日、事務所は美穂さんの死因について、事件性はなく入浴中の不慮の事故だったことを報告しているが、その中でも報道関係者へ取材や報道は「慎重にご対応いただきますよう」と呼びかけている。

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