注目の現役ドラフト、高木豊氏が独自予想...ソフトバンクは「どんでん返しがあるような気がする」

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    プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年12月8日までにユーチューブを更新し、ソフトバンクの現役ドラフト候補を独自予想した。3回目となる今回は9日に行われる。

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元ソフトバンクの大竹、水谷が移籍先で大活躍

    現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する目的で、各球団は契約保留選手名簿の中から、事前に指名対象選手を2人以上提出。各球団は、最低1人は指名する仕組みとなっている。

    現役ドラフトのルールでは、次の選手はドラフト対象外となる。

    外国人選手、複数年契約選手、FA資格選手、育成選手、新人選手、シーズン終了後に育成登録から支配下登録に移行した選手、シーズン終了後に移籍した選手、来季年俸5000万円以上の選手。

    過去、2回の現役ドラフトでは、ソフトバンクから移籍した選手が、移籍先のチームで活躍していることから、ソフトバンクに注目が集まっている。

    22年オフに行われた第1回現役ドラフトで、ソフトバンクから阪神に移籍した大竹耕太郎投手(29)は、移籍1年目で12勝、2年目は11勝を挙げ、2年連続で2ケタ勝利を記録した。

    23年オフの第2回現役ドラフトで、ソフトバンクから日本ハムに移籍した水谷瞬外野手(23)は、今シーズンのセ・パ交流戦でMVPに選出されるなど、移籍1年目で大ブレイク。終わってみれば、今シーズンは打率.287、9本塁打、39打点を記録した。

「リチャードを出してあげなよと思う」

    高木氏は注目されるソフトバンクのドラフト候補として、リチャード内野手(25)を挙げた。

    スポーツ紙の報道によると、リチャードは契約更改で、出場機会を求めて他球団の移籍を希望し、1度目の交渉を保留。6日に行われた2度目の契約更改交渉で、現状維持の年俸1000万円(金額は推定)で更改したという。

    このような背景を踏まえ、高木氏は「12球団のドラフトも、外に出すことは絶対にないとかいろいろ言われながら、最後に(球団が)リチャードに『お前本当にどこかに行きたいのか?』と。『もうしょうがない』と。『じゃあいかしてやる』とか言って、どんでん返しがあるような感じがする」と予測した。

    そして、こう続けた。

    「2年連続大竹が2ケタ勝つ。水谷がブレイクする。『ソフトバンクは何をやっているんだ』ということになるが、それだけの優秀な選手がたくさんいるということ。『何をやっている』のではなく、『分かっているよ』と言いたいと思う。その中で、『リチャードを出してあげなよ』と思う。今のままじゃ出番がな」

    リチャードは、プロ7年目の今シーズン、ウエスタン・リーグで18本塁打を記録し、5年連続5度目の本塁打王となった。54打点は同リーグトップで、3年連続4度目の打点王を獲得。1軍では15試合の出場に留まり、打率.226、1打点。本塁打なしに終わった。

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