東京ドーム目指すことは「軽々しく言っていい言葉ではない」けれど
倉野尾さんは終盤、「初日メンバー16人に加え、これから初日を控えているメンバー含め42人全員でAKB48です」とあいさつ。さらに、
「この42人で、これから目指す夢は、東京ドームのステージです」
と話した。
AKB48は発足初期から東京ドーム公演を目指しており、06年8月には公式ブログのタイトルに「AKB48 TOKYO DOME までの軌跡」と掲げていた。東京ドーム公演は12年8月に実現したが、14年8月を最後に開催されていない。倉野尾さんと小栗さんは、この14年8月のコンサートに出演している。
テープカット後に取材に応じた倉野尾さんによると、東京ドームを目指すということは「軽々しく言っていい言葉ではない」が、「いつかやっぱり言わなきゃいけないというか、言った方がいいな......ではないが、目指すべきもの」。新公演の準備を進めていくうちに「本当に目指したいなという気持ちが芽生えたし、自分の口から言うことで始まるのではないかと思った」という。
隣で決意を聞いていた高橋さんは、「ぜひ行ってください」と背中を押した。劇場公演は「秋元先生からの手紙」で「AKB48を新しいフェーズに連れていってくれる」として、次のようにエールを送っていた。
「リハ中に歌詞を受け止めて踊って、自分たちの曲なんだ、ここから始まるんだ、と思ったときに東京ドームに立ちたいと思えたことは素晴らしいことだと思うし、ぜひかなえてほしい」
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)