池袋暴走事故遺族、殺害予告の女子中学生への「被害届」取り下げず 「私なりの唯一出来る愛の形」思いつづる

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「社会全体で彼女を受け止め、支え、成長を促すことが必要」

   過去にもネット上でのトラブルがあったという女子生徒の現状について、「それを踏まえると、ご家族だけでは彼女を支えきれない状況にあるのではないかと感じました。だからこそ、社会全体で彼女を受け止め、支え、成長を促すことが必要だと考えました」。

   そのため、「被害届を取り下げると、むしろ機会を奪ってしまうかもしれません」との思いから、書類送検に至ったとした。

   松永さん自身は、「9月11日に殺害予告を受け、1ヶ月間外出できないほどの恐怖と不安に苦しみました。その後、加害者が中学生だと知り、非常に悩みました」という。

   女子生徒について「背景には、何か深い問題があるかもしれません」と心配し、女子生徒の未来を思っての判断だったと明かした。

「この経験を通じて適切な支援に繋がり、問題と向き合い、より良い人生に繋がる機会になればと思います。これ以上大きな過ちを犯す前に。これが、顔も名前も知らない彼女への、私なりの唯一出来る愛の形だと考えています」
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