「恩返しが出来てよかった」「職員の方々には何よりの喜び」
依存症を自覚するようになってからは、自己肯定感が低かったことを反省し、今の自分を受け入れ、「過去や他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」と考えるようになった。
山口さんは、こうした内容を各地の講演で訴え、依存症の怖さを訴え続けている。
講演を行ったことは自身のXで逐一報告しており、11月11日には、曹洞宗保護司連合会の支部で「人生の光と影、セカンドステージへ向けて」をテーマに話したとして、こうつづった。
「光と影 どちらを向いて歩くか 他人ではなく、自分が決めなければいけないですね まずは自分が変わる事 影に光を当ててくれる保護司、支援者の皆様に感謝です」
今回の投稿後の12月6日も、Xを更新し、神奈川県川崎市の研修で「アルコール依存症と共に生きる~人生をあきらめない」をテーマに話したとして、「支援者の正しい知識と理解しようとする心 そして当事者が人生を良い方向に持っていこうとあきらめない気持ちが断酒に繋がっている」と感謝の意を示した。
自らが「起点」と呼ぶ久里浜医療センターに戻ってきたことについて、Xのリプライでは、「恩返しが出来てよかったですね」「職員の方々には何よりの喜びでしょう」「同じ苦しみを抱えてる方々への大きな救いになる」などとファンらからエールが寄せられていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
久里浜医療センター
— 山口達也 (@yamaguchi_inc) December 5, 2024
職員研修にて
「アルコール依存症患者の気持ちに寄り添える医療者について」をテーマにお話させていただきました
ここを起点に回復の道が開かれました
私の話なんて取るに足らないものです
しかし回復している姿を見せる事ができたことが何より嬉しかったです
感謝しかありません pic.twitter.com/nR3iF1D2Xg