俳優・タレントの遠野なぎこさんが2024年12月5日、「お粥食べられましたっ!!」とインスタグラムで報告した。
遠野さんは摂食障害であることを明かしており、2014年に出版した著書『摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。』では、20年近く患い続けているとしていた。
「どれくらいぶりのお米だろう」
食べ過ぎて吐き戻してしまう「過食嘔吐期」と食べ物を受け付けなくなる「拒食期」を繰り返すなど症状には波があるという。24年12月3日の投稿では、友人とのツーショットを公開し「何だか、ゾンビみたい...とつづっていた。
「気持ち悪いよね、私の外見。分かってるの、自覚してるの。お友達との写真を改めて見直したら...ちょっと正直、気持ち悪い」と苦しい胸中を明かし、「どう頑張っても、増えない体重。これでも、一生懸命食べようとはしているんだ」と懸命に努力をしていることを明かしていた。
5日の投稿では、「お粥食べられましたっ!!として、食事を摂ることができたと報告。「どれくらいぶりのお米だろう。久々過ぎて、もう記憶にありません。どうにか体力をつけていかないと、と今日はお粥を選びました」という。
「全て綺麗にペロリ完食とはいかなかったけれど、回復への自信にもなりました!!」「病気を"治る""治したい"と信じて一歩一歩進んでいくしかない」と前向きにつづった。
「まだ、完全復活とは言えませんが...本当にだいぶ良い」
続く投稿では、「漸くシャワーを浴びる事が出来ました」とした遠野さん。「まだ、完全復活とは言えませんが...本当にだいぶ良い。吐き戻しも一日中無し。『今ならいける!!』という自分のタイミングを狙って、行動しています」と回復傾向にあるとした。
「近くのスーパーに行きました」「愁くん(編注:遠野さんの愛猫)の爪切りをしました」「掃除機をかけました」など家事にもいそしんだといい、「どれも人間として、ごく日常の中にある当たり前の行動。だけど、心身共にバランスを崩すとそれらがどんなに困難になるか...」。
できれば「洗濯」や「洗い物」、「ゴミ捨て」のほか、「宅配便の封を開けたい」などのタスクもこなしたいとしていた遠野さんは、その後ぬか床の「ぬかお」の世話をしたという。
「皆さんに、『今日一気に頑張らないで明日にしよ♪』と優しく言われたのに。ゴメン、我慢出来なかった笑」としつつ、「頑張った。頑張ったよ。多少無理もしているけれど、通常の自分に戻っていく感覚もじわじわと」と振り返った。
前向きに暮らしに向き合う遠野さんには、「ふふ、ごめんと言うなぎちゃんが可愛い 勢いつくと、やらずにはいられないんですよね。おつかれさまです、きっと良く眠れる、、!」「頑張りましたね やりたい事が沢山浮かんでくる事も またすごい事だと思います ゆっくり ぼちぼち行きましょう」など、応援のメッセージが相次いでいる。