去就注目の田中将大、中日OBが猛プッシュ 井上一樹監督消極的も...「もし来てくれるのであれば」

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    プロ野球中日、西武、阪神でプレーした元楽天監督の田尾安志氏(70)が2024年12月5日までにユーチューブを更新し、楽天を退団した田中将大投手(36)の去就に私見を述べた。

  • 田中将大投手(編集部撮影)
    田中将大投手(編集部撮影)
  • 田中将大投手(編集部撮影)

ヤクルトは獲得見送り方針

    田中は11月24日にユーチューブを更新し、来シーズン楽天と契約を結ばないことを発表した。

    動画の中で、「来季はどこでプレーするのかまだ何も分からない状態だが、今はいいコンディションで、いいトレーニングを積むことができている」などと語り、現役続行の意思を見せた。

    大リーグのニューヨークヤンキースから20年オフに古巣楽天に復帰。1年目の21年シーズンは4勝9敗。22年シーズンも9勝12敗と負け越し、23年シーズンは7勝11敗だった。

    24年シーズンは、23年10月に受けた「右肘関節鏡視下クリーニング術」の影響で、1軍での登板は9月28日のオリックス戦1試合のみだった。

    スポーツ紙の報道によると、田中の今シーズンの年俸は2億6000万円(金額は推定)で、球団から減額制限(1億円超えは40%)を超える年俸を提示されたという。

    現役続行の意思を見せる田中だが、取り巻く状況は厳しく、移籍先の候補に挙がっていたヤクルトは、田中獲得を見送る方針を固めたという。

「ドラゴンズは取る方向に向いた方がいいと思う」

    他球団も静観の姿勢を見せており、中日の井上一樹監督(53)は田中獲得について「ちょっと薄いかなという感じです」と語ったという。

    このような状況を踏まえ、田尾氏は次のように持論を展開した。

    「ドラゴンズの井上一樹監督はちょっと消極的ということなんですが、今のドラゴンズのチーム事情からすると、田中将大投手、来シーズン僕はちょっとやってくれるんじゃないかなという期待値が高い。もし、来てくれるのであれば、ドラゴンズは取る方向に向いた方がいいと思う」

    田中は11月26日にメディアの取材に対応し、退団を決断した理由を明かした。田中は球団との交渉の中で、自身の居場所がないと感じ、「金額で選択しているわけではない。気持ちの部分で」と説明したという。

    このような田中の発言を受け、田尾氏は「田中将大投手には、あえて低い年俸で契約してもらいたい。お金じゃないんだというとことをそのあたりで見せてもらいたい。今年(年俸が)2億何千万円でしたが、1億円を割る契約。そういうもので、次の球団と契約してほしいというのが僕の願望です」と語った。

    田中を獲得する球団は現れるのか。今後の動向に注目が集まる。

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