VTuber大手事務所のホロライブプロダクションがXで2024年12月3日、大阪メトロ御堂筋線・なんば駅構内で放映中のデジタルサイネージ広告をめぐり、ファンによる迷惑行為がみられたとして、通路でのマナーを守るよう注意喚起した。
場所を提供している大阪メトロ側は取材に、Xで列挙されていた行為のうち「三脚」の使用者はいなかったとしており、ホロライブ側に発表に一部「誤り」があったとしている。また、「反響をいただける広告を目指しながら、今後も安全を第一に慎重に出稿を検討していきます」と述べている。
「マナーを守って楽しんでね!!」タレントも呼びかけ
ホロライブは、所属タレント・星街すいせいさんによるソロライブツアーの大阪公演を記念して、なんば駅の南北通路にある大型ビジョン「Namba one Vision」でスペシャル映像を放映している。
星街さんといえばホロライブ0期生の「バーチャルアイドル」で、今やYouTubeのチャンネル登録者は255万超、3月に公開されたオリジナル曲「ビビデバ」のMVは早くも1億回再生を突破。テレビにもたびたび出演している人気ぶりだ。
今回の掲載期間はライブ目前の12月2~8日で、時間や日にちで映像が変わることもほのめかされている。画面サイズは縦約2メートル、横約22メートル。乗り換え客も行き交うような場所での華々しい企画に、ファンから歓喜の声が相次いでいる。
しかし、開始翌日となる3日夕、ホロライブ公式Xが「ファンの皆様へのお願い」を投稿。駅通路での出来事について下記のように注意喚起した。
「撮影のために、三脚を立てる、点字ブロックの上に立ち止まるなどの迷惑行為があったとご指摘を頂いております。ご通行中の皆様のご迷惑にならないよう、マナーを守ってご覧頂きますようお願い申し上げます」
事務所の投稿を引用リポストする形で、星街さんも「マナーを守って楽しんでね!!通行の方の邪魔になる行為はしないようお願いいたします」と呼びかけている。