争奪戦必至のマルティネス、マネーゲームの様相も 「DeNAは本気」球団OB明言...「今度は優勝して日本一に」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年12月4日までにユーチューブを更新し、中日から自由契約になったライデル・マルティネス投手(28)の去就に私見を述べた。

  • DeNAの本拠地・横浜スタジアム
    DeNAの本拠地・横浜スタジアム
  • DeNAの本拠地・横浜スタジアム

「マルティネスは日本の球界を離れそうにない」

   日本野球機構(NPB)は2日、保留選手名簿と自由契約選手を公示し、マルティネスが保留選手名簿から外れて自由契約となった。これにより、古巣・中日を含む全12球団との交渉が解禁された。

   動画では、マルティネスをめぐり中日とDeNAによる争奪戦を予想。横浜OBの高木氏は、両球団の現状を踏まえ、マルティネスの去就に関して言及した。

   高木氏は、「このピッチャーは大きい。勝ちゲームを確実に勝ちゲームにしてくれるから。日本の中ではナンバーワンの抑えピッチャー」と高く評価し、「日本の球界を離れそうにない。残りそう」と予想した。

   マルティネスは、キューバ政府から中日に派遣された選手ということもあり、交渉の窓口はキューバ政府となる。このような背景を踏まえ、高木氏はマルティネスの立場や、今後の交渉について、こう解説した。

   「(キューバ)政府が、日本のキューバ選手たちを管理しているというが、ある程度稼いだ金は、稼げば稼ぐほど多くマルティネスの懐に入ってくるようになっているらしい。給料制ではなく、母体が大きくなればなるほど、実入りもあるということ。マルティネスの考えは、それが評価になってくる。やっぱり評価されているところに行きたいというのはあるだろう」

「マルティネスの前に森原がセットアッパーでいけば...」

   動画では、マルティネスに年俸12億円から15億円を用意している球団があることを紹介。全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者によると、「少なくとも1チームからシーズン当たり800万ドル(約12億円)から1000万ドル(15億円)のオファーを受けている」という。

   高木氏は、DeNAがマルティネス獲得を目指す理由に、「安定」と「厚み」を挙げ、次のように持論を展開した。

   「マルティネスの前に(今季、チーム最多セーブを挙げたピッチャーの)森原(康平)がセットアッパーでいけば、それはすごいと思う。それで山崎康晃とか、タイトルを取ったやつらがゴロゴロいる。DeNAも本気だよね。今年の日本一。(リーグ)3位から下剋上を達成して、今度は優勝して日本一というね。そういうところに焦点を当て、フォーカスしていけば、『マルティネスが絶対必要だ』となるんじゃないの」

   マルティネスは17年オフに育成選手として中日に入団。18年シーズンに支配下登録選手となり、19年シーズンから本格的に抑え投手となった。中日では7年間プレーし、通算14勝18敗、166セーブ、42ホールド、防御率1.71。

姉妹サイト