巨人はソフトバンク石川柊太を獲得するべきか? 「大山悠輔、甲斐拓也に比べたら...」OB左腕が独自分析

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   プロ野球巨人の元投手で大リーグでもプレーした野球解説者の高橋尚成氏(49)が2024年12月2日までにユーチューブを更新し、ソフトバンクからフリーエージェント(FA)宣言をした石川柊太投手(32)の去就を独自分析した。

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「菅野投手が出ていくわけですから...」

   スポーツ紙の報道によると、石川をめぐり、オリックス、巨人、ヤクルト、ロッテが獲得に名乗りを挙げ、すでに初交渉を終えているという。

   宣言残留を認めるソフトバンクを含む5球団による争奪戦が繰り広げられる中、高橋氏は巨人投手陣の現状に触れつつ石川の去就に言及。巨人はエースの菅野智之投手(35)が、海外フリーエージェント(FA)権を行使して、大リーグ挑戦を表明している。

   高橋氏は「菅野投手が出ていくわけですから」と切り出し、「ある程度ローテーションを守ってくれるピッチャーはすごく必要。取るか取らないかは別として、菅野投手がいなくなるわけですから、そこの穴埋めとしたらいい補強になると思う」との見解を示した。

   石川は18年に初めて2ケタ勝利(13勝)をマークし、20年には11勝(3敗)を挙げ、パ・リーグ最多勝のタイトルを獲得した。以降、2ケタ勝利はなく、24年シーズンは7勝2敗、防御率2.56だった。

「石川は絶対的な抑え方をしている感じでもない」

   高橋氏は石川の投球について、「フォーシーム系が、スピンのきいた150キロくらいで投げられるので、どちらかというとフライボールを打たされるピッチャー。パワーカーブがすごくいい。落差があるし、手元で曲がるのが速い」と評価する。その一方で、「菅野投手の代わりになるというわけにはいかないと思う。それだったら、ローテーションを守れるピッチャーはいると思う」とした。

   そして、スタッフから「巨人は石川を獲得すべきか?」とストレートに問われると、「正直なところ、僕的には大山(悠輔)選手、甲斐(拓也)選手に比べたら三角かな」と率直に語った。

   その理由について、こう説明した。

   「イニングをバカバカ投げてくれて、三振をボコボコ取ってくれるとか、絶対的な抑え方をしている感じでもない。規定投球回数を毎年してくれる感じでもない。スバ抜けて勝ち星が伸びているとか、イニングを多く投げてくれるわけでもない。それを考えると、ジャイアンツには若くてよいピッチャーがたくさんいる。菅野投手の代役に完全になるという投手ならば、是か非でも取りにいかないといけないが、成績を見て分かるように、そこまでなのかなと。『取るべきなのかな?』という感じです」

   スポーツ紙の報道によると、石川は2日に福岡県飯塚市で行われた選手会納会ゴルフに参加し、去就に関して「まだ何も決まっていないので、話せることもない」と語ったという。

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