「Wi-Fiスポット」では、危険な「なりすましスポット」に注意
――なるほど。ところで、外出先でWi-Fiを利用する場合、主に「Wi-Fiスポットを使う」、「スマホのデザリング機能を使う」、「モバイルWi-Fiルーターを使う」という3つの方法があります。
それぞれの方法のメリット、デメリットを説明してください。また、専門家として特におススメの方法がありますか。
吉良文夫さん 「Wi-Fiスポットを使う」パターンが一般的だと思います。
スマホのプランによっては高速通信が可能なデータ通信量が限られますが、Wi-Fiスポットを使うことでデータ通信量をあまり気にせず使えます。
しかし、利用率が高いWi-Fiスポットでは、のぞき見や端末の乗っ取りを目的にした「なりすましスポット」が作られている可能性があります。提供元が不明なWi-Fiスポットを利用してしまうと、セキュリティ面で大きなリスクが伴います。
「スマホのデザリング機能を使う」と「モバイルWi-Fiルーターを使う」パターンについてはWi-Fiを利用する端末とは別に、回線契約のある端末(スマホやモバイルWi-Fiルーター)を所有していることが前提ですが、端末を複数台所有している方にとってはWi-Fiエリアを気にせずにWi-Fi接続の端末を利用できるというメリットがあります。