スマホの外出先でのWi-Fi利用、コロナ禍以降増える 危険な「なりすましWi-Fiスポット」には注意

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女性のほうが男性より外出先で、Wi-Fiを利用しない理由

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査をまとめたNTTドコモ モバイル社会研究所の吉良文夫さんの話を聞いた。

――今回の調査で特に公共施設とデパート・ショッピングセンターでのWi-Fiの利用が増えていますが、ズバリその理由は何でしょうか。

吉良文夫さん 徐々にWi-Fiの接続環境が整ってきたこともあると思います。コロナ禍以降に利用が大きく増えた要因としては、人が集まる場所(公共施設とデパート・ショッピングセンター)での滞在時間が、コロナ禍の時よりも長くなったのではないかと推測しています。

――しかし、全体的に男性の利用が高いのに、デパート・ショッピングセンターに限ると、ミドル層(30~59歳)で男女の差がないのが不思議です。

吉良文夫さん あくまで推測ですが、外出先でのWi-Fi利用は全般的な傾向として男性のほうが多い気がしています。たとえば、女性はコロナ禍の2022年ではWi-Fi利用率がすべての年代で低下しています。

これは、コロナ感染を恐れて女性はデパート・ショッピングセンターでの滞在時間を短くして、ショッピングを早めに切り上げる傾向が強かったのかもしれません。しかし、男性では2022年でも30~44歳を除いてWi-Fi利用率が増加しています。コロナ禍の影響が女性よりも少なかったことがうかがえます。

そのうえで、ミドル層ではデパート・ショッピングセンターに男女や家族が連れ立って行く(一緒に行動する)ことが多いため、男女差が小さくなっている可能性があると思います。
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