阪神残留の大山悠輔、来季は4番でいけるのか チーム内競争は熾烈「強力なライバル」が...

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   FA権を行使して去就が注目された阪神・大山悠輔が2024年11月29日に残留を発表した。

   ライバル球団の巨人が獲得に乗り出し、条件面では劣勢が伝えられていたが、大山の「阪神愛」が上回る形になった。

   スポーツ紙記者はこう語る。

  • タイガースの本拠地・阪神甲子園球場
    タイガースの本拠地・阪神甲子園球場
  • 大山悠輔選手。2016年日米大学野球選手権(写真:アフロ)
    大山悠輔選手。2016年日米大学野球選手権(写真:アフロ)
  • タイガースの本拠地・阪神甲子園球場
  • 大山悠輔選手。2016年日米大学野球選手権(写真:アフロ)

侍ジャパンの4番で躍動した森下翔太

「どんな戦力補強より、大山が残留してくれたことが今オフの一番のニュースです。退団するだけでなく、同一リーグの巨人に移籍したら大きな痛手ですから。ただ、いつまでも大山に頼っていられない。佐藤輝明、森下翔太が奮起しないと。特に森下は楽しみです。プレミア12で侍ジャパンの4番を託されて、結果を残したことで自信がついたでしょう。来季は4番候補として、大山のライバルに名乗りを挙げる可能性があります」

   森下はプロ2年目の今季は129試合出場で打率.275、16本塁打、73打点をマーク。得点圏打率.351と勝負強さが光った。

   プレミア12では侍ジャパンに選出され、全9試合で4番に起用された。打率.357をマークし、チームトップの9打点をマーク。チームは決勝で台湾に敗れて大会連覇は叶わなかったが、打線の軸として存在感を発揮した。

藤川球児新監督はどんな打線を構築するか

   大山は38年ぶりの日本一に輝いた昨年は不動の4番として活躍し、最高出塁率(.403)のタイトルを獲得したが、今季は6月上旬に打撃不振でファーム降格を経験するなど打率.259、14本塁打、68打点と不完全燃焼に終わった。

   森下が台頭することでハイレベルな4番争いが繰り広げられる。大山、森下の打順を含めて藤川球児新監督がどのような打線を構築するか楽しみだ。(中町顕吾)

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