2021年12月に急逝した俳優の神田沙也加さんと交際していた前山剛久氏が、24年11月28日にインスタグラムで、今後のSNS発信について、「お芝居ではなく、1人の普通の人間として」発信したいと報告した。プロフィールの肩書も「元俳優」となっている。
SNS投稿始めた理由語る「どうにか役者に戻る方法を探さないと」
前山氏は、22年1月に心身の不調による治療のため活動休止、同年6月には所属事務所を退所した。その後、24年11月公演予定の舞台で復帰することを告知していたが、「安全性の確保が困難になったと判断」したとして、上演自体が見送りとなった。
10月9日に自身のYouTubeチャンネルなど謝罪動画を公開。謝罪とともに「お芝居を続けたい」との思いも伝え、その後はたびたびSNSにショートドラマを投稿していたが、コメントには批判の声が相次いでいた。
11月28日のインスタグラム投稿では、しばらくSNS投稿をしていなかったとし、その間「自分の本当にやりたい事、自分自身について、沢山考えました」と切り出した。
前山氏は「俳優を引退してから、約3年。自分には役者しかないと思いながら、準備をしてきました」とこれでまでを振り返る。「やっと辿り着いた」とする11月に予定していた舞台が中止に終わり、「かなりショックを受けました」と明かした。
YouTubeやTikTokでの投稿は、「どうにか役者に戻る方法を探さないと」との思いから藁にもすがる思いで始めたのだという。
また、「どんなに泥臭くても、がむしゃらに何でもやって、結果を出そう」としたものの、「自分らしくない、自分を超えた表現を無理にしてしまい、気づいたら、自分が自分で無くなっていました」と明かし、ゆっくり考えるために投稿を休むことにしたという。