任天堂の人気シリーズ「どうぶつの森」のスマートフォン向けゲームアプリ「どうぶつの森 ポケットキャンプ」が、2024年11月29日0時をもってサービスを終了した。
SNSでは、感謝と惜別のメッセージが相次いでいる。
「#ポケ森ありがとう」がトレンド入り
どうぶつの森 ポケットキャンプは、プレイヤーがキャンプ場の経営者となり、個性豊かなどうぶつたちが集まるにぎやかなキャンプ場を目指すゲーム。どうぶつとのコミュニケーションやキャンプ場・キャンピングカーのデコレーションなどを通じて、アウトドアライフを楽しむことができる。
現行アプリとしてはサービス終了となるが、12月3日にセーブデータを引き継いでプレイできる買い切り有料版「どうぶつの森 ポケットキャンプ コンプリート」をリリースする予定だ。
多くのゲームアプリでは、サービス終了に伴いデータが失われてしまうケースがほとんどで、データを引き継いだ上でプレイを続けることができる有料版がリリースされるのはまれだ。こうした対応に、SNSではプレイヤーの感激や安堵(あんど)の声が多く上がっていた。
Xでは、11月28日夜から「#ポケ森ありがとう」がトレンド入りするなど、29日0時のサービス終了間際までゲームを楽しむプレイヤーが多くいたようだ。
最後の夜には「初雪」も
サービス終了まで1週間を切った25日には、期間限定の特別なストーリーを楽しむことができる「ラストエピソード」の配信が行われた。キャンプ場に招待したどうぶつたちと眺め、別れを彩る「フィナーレのはなび」のプレゼントもあった。
サービス終了前最後の更新となる28日15時からは、ロード画面でキャラクターからプレイヤーへのお礼のメッセージが配信された。同ゲームでは現実の四季とともに季節が過ぎるが、最終日の夜に今年の「初雪」が降ったという報告もある。
SNSでは、最後までプレイヤーへの愛と感謝を感じる対応だったとして、「ポケ森、初雪が降っていて泣きそうになってしまった 季節の移り変わりをこんなに丁寧に表現してくれるゲーム、あらためて素敵だよね」「最後の最後に、このロード画面...っ! ラストエピソードも胸熱でしたが、今回は、それ以上に泣けてきました...運営様の、ポケ森とプレイヤーへの深い愛に涙が止まりません...!」などとする声が相次いだ。
ポケットキャンプ公式Xアカウントは同日、「『どうぶつの森 ポケットキャンプ』はサービスを終了しました」と報告。「今まで 本当にありがとうございました。『どうぶつの森 ポケットキャンプ コンプリート』でまたお会いできることを 楽しみにしています」と感謝を伝えている。