セブンの一部店舗、「万引き犯」とされる人物の顔写真を公開 SNSでは賛否両論...本部の見解は?

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   万引き犯とされる人物の顔写真を、店頭の商品棚で公開している――。大手コンビニチェーン「セブン-イレブン」の一部店舗が実施する万引き対策を撮影した動画がSNS上で話題になり、賛否両論の声が上がっている。

   この万引き対策を本部はどう受け止めているのか。セブン&アイ・ホールディングスの広報センターは2024年11月27日、J-CASTニュースの取材に対し、「本事案についてはプライバシーに対して配慮を欠いた対応であり、本部としても当該行為を容認できるものではございません」との見解を示した。

  • セブン-イレブン(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
    セブン-イレブン(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
  • セブン-イレブン(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

顔写真は「すでに撤去されております」

   先述の動画は24年11月下旬にSNSで拡散した。動画によれば、万引き犯とされる複数の人物の顔写真が商品棚で公開されている。それぞれの写真には文字が書かれており、「当店は、万引きに厳しいお店です。絶対に見つけます」などと警告している。また、写真の撤去には1万円かかるという。

   SNS上では、「万引きする方が悪い」「犯罪に年齢は関係ない」「顔が分かるのいいね」「犯罪抑止に繋がる」などと賛成する声が多く上がった一方、「人権侵害になる」「冤罪だったらどうなるんだろう」「すぐ撤去したほうがいい」などと批判する声も一部で上がった。

   セブン&アイ・ホールディングスの広報センターは27日、「対象店舗を特定し厳しく注意喚起を実施するとともに、すでに撤去されております」と取材に説明。今回の万引き対策について、容認できるものではないとの姿勢を示した。

   また、「全国の経営相談員に共有し、改めて加盟店様に対しても実態の確認および注意喚起を順次行っております」と述べた上で、本部の万引き対策についてはこう説明している。

「万引き対策に関してはあくまでも個店の対応となりますが、本部としても『万引きをさせない・されない店づくり』に向け、加盟店様に配布する社内誌や定期的な案内を通じて未然防止のポイントをお伝えしています」
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