プロ野球巨人の元投手で大リーグでもプレーした野球解説者の高橋尚成氏(49)が2024年11月27日までにユーチューブを更新し、ソフトバンクからフリーエージェント(FA)宣言をした甲斐拓也捕手(32)の去就について私見を述べた。
「甲斐のインサイドワーク、肩の強さは抜群」
スポーツ紙の報道によると、FA権を行使した甲斐を巡り、所属のソフトバンクと巨人の一騎打ちの様相を呈している。
ソフトバンクは宣言残留を認めており、4年最大12億円の条件を提示しているとみられる。一方の巨人は、ソフトバンクの条件を上回る5年以上の大型複数契約を用意しているようだ。
現在、甲斐の代理人が巨人と交渉中で、阿部慎之助監督(45)らと直接対話をした上で、移籍か残留を選択するという。
このような背景を踏まえ、高橋氏は「甲斐選手はいいキャッチャー。打つ打たないではなくて、インサイドワーク、肩の強さは抜群。いいキャッチャーは、育ったらその球団にずっと長くいれるということが、今まで多い。それを取ってジャイアンツのためにと思ったら、いい戦力になると思う」と私見を述べた。
そして、巨人の現状の捕手事情に言及。今シーズン、阿部監督は小林誠司(35)、大城卓三(31)、岸田行倫(28)の3捕手を併用した。小林は42試合、大城は96試合、岸田は88試合に出場した。
「FAだから試合に出てください、ではないと思う」
高橋氏は「この3人はある程度1軍で活躍できる選手ではある」とし、次のように持論を展開した。
「それ以上にキャッチャーは、すごく重要な意味を持つ。特に阿部監督。キャッチャー出身の監督なので、キャッチャーには結構厳しい。だから、大城選手をいきなり外したり。こういうことをするのではないかなと思う。甲斐選手も来たとしても、阿部監督の目はそれほど甘いものではない。『FAだから(試合に)出てください』ではないと思う。結果を出さないと、配球や自分の意見をしっかり通せるキャッチャーじゃないと、阿部監督は認めないと思う。取ってもレギュラー確定ではないかもしれない」
甲斐は長らくソフトバンクの正捕手としてチームをけん引してきた。国際大会では、19年「プレミア12」、21年東京五輪、23年ワールド・クラシック・ベースボール(WBC)の日本代表として日本のメダル獲得に大きく貢献した。
高橋氏は、このような経験を高く評価し、「そこまでソフトバンクを追いかけてきたわけではないので、甲斐選手の細かいことまでは分からないが、キャッチャーとしての能力は高いので、FAでジャイアンツが取れるのであれば、取った方がいい」と断言した。
育成から支配下を勝ち取り、正捕手の座をつかみ取った甲斐。「甲斐キャノン」の愛称で親しまれる強肩捕手の選択はいかに。今後の動向に注目が集まる。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 9, 2023
ワンバウンドでもお構いなし
甲斐キャノン発動
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藤井皓哉のストレートがワンバンになるも
取ってから投げるまでが鬼速い
⚾プロ野球(2023/4/9)
????ソフトバンク×西武
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