再入社のために重要なのは「円満退職」
なお、前述の調査では「積極的に再入社したい」と答えた人でも「とても抵抗感がある」が33%、「抵抗感がある」が43%で、合わせて76%にものぼる。
再入社の選考を受ける際に感じる抵抗感の内容を尋ねたところ、「再入社後の社員からの見られ方」が43.7%と最も多く、次いで「現所属企業よりよくない待遇」が29.4%、「選考に落選する可能性」が24.2%となっている。
Aさんは「出戻り転職」の是非は、在職中の働きぶりや辞めるときの態度が大きく影響しており、万が一の場合に備えて「きれいに辞めること」の重要性を訴える。
「退職時に上司や同僚にきちんとあいさつをして、円満に退職し、社員や元社員との交流を維持できている人であれば、退職後も仕事をもらえたり、空きポストができたときに声をかけてもらえるんですよ。退職代行なんか使ったら、出戻りなんてもってのほかですからね。私は利用をおすすめしません」