「大事件ですよ!」貸金庫で1000万円盗まれたと放送作家が告白 三菱UFJ事件から、5年前の動画が再注目

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犯行の手口を知りたかったが、銀行は応じず

   とはいえ、安達さんは、行員はシステム上盗めないと銀行が説明したにもかかわらず実際は盗んでいたため、なぜなのか犯行の手口を知りたいと思った。

   しかし、その説明を求めると、銀行は、防犯上の理由から、手口など詳細については何も明かさなかった。警察も、捜査中のことは教えられないと答えたという。法務省の被害者等通知制度を利用しようとしたが、被害者は安達さんではなく銀行だとされて、大きな壁に突き当たった。

   こうした点について、安達さんは、犯罪抑止のためにも、手口は明かされるべきで、銀行は公的機関である以上、不祥事を発表すべきだと不満を漏らしていた。

   安達さんが5年前に連続投稿したこれらの動画は、24年11月26日にインフルエンサーに取り上げられて、ネット上で大きな話題になった。

   安達さんも27日、動画のことを話すよう視聴者から求められたとして、「貸金庫のお金盗まれた!まとめ」と題する新たな動画をユーチューブに投稿した。

   そこでは、「私の銀行は、UFJ銀行じゃありません」としたうえで、貸金庫の利用者に注意を呼びかけた。

   5年前の当時にネットで調べると、別銀行でもう1人貸金庫の被害者がいたといい、他人事ではないということだ。「怖い時代ですね」と話し、利用者は定期的に貸金庫の中身をチェックするとともに、銀行は事件の原因を究明して再発防止策をきちんと考えることが大切だと訴えている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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