「ハリー・ポッター」シリーズや「ファンタスティック・ビースト」シリーズの世界を体験できるエンターテイメント施設「スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(東京都練馬区)で販売されたファングッズ「ゴドリック・グリフィンドールの剣」をめぐり、ワーナー ブラザース スタジオジャパンが商品回収の案内を発表した。
「販売上の懸念点を認識するに至りましたので」
「ゴドリック・グリフィンドールの剣」は、「ハリー・ポッター」シリーズで「真のグリフィンドール生」のみが組分け帽子から取り出すことができるという片手剣だ。
シリーズの主人公、ハリーが所属していることでも知られるグリフィンドールの創設者・ゴドリック・グリフィンドールの遺品で、作中でも重要な場面で登場するハリポタファンに愛されるアイテムだ。
ワーナーブラザースが2024年11月26日に回収を発表したのは、23年5月27日から24年4月24日まで「スタジオツアー東京」で販売されていたファングッズだ。
映画に登場するゴドリック・グリフィンドールの剣を再現したレプリカで、約86センチのステンレス製の片手剣が木製のプレートに固定されていた。価格は税込3万円だった。
発表では「この度、弊社が販売いたしました以下の商品につきまして、販売上の懸念点を認識するに至りましたので、商品を回収させていただくこととなりました」としている。
報道によると、「刀剣類に当たる可能性があり、警察などから銃刀法違反の疑いがあると指摘された」という。
回収に際しては、公式が公開している電話番号もしくはメールに連絡の上、「回収・返金対応の詳細を直接お伝えいたします」ということだ。
魔法省の役人が今大慌てで回収に奔走?
魔法使いたちにとっては、伝説的な扱いを受けている「グリフィンドールの剣」。ハリポタの世界になぞらえていえば、レプリカグッズが「マグル(非魔法族)」界を騒がせているというアクシデントに、SNSでは作中のワードに絡めて面白がる声が相次いでいる。
「グリフィンドールの剣が銃刀法違反の疑いがあるため自主回収ってのはタテマエで、本当は販売用のレプリカに本物のグリフィンドールの剣を間違えて混入させて販売してしまったから、魔法省の役人が今大慌てで回収に奔走してるんだよね」
「銃刀法違反の可能性でマグルに回収されるグリフィンドールの剣面白すぎる」
「英国魔法省職員『おい誰だ! レプリカを複製して送ると言っておいて本物のグリフィンドールの剣を複製して日本に送った奴は!』 日本魔法省職員『誠に遺憾です』」