東日本と西日本では「灯油缶」の色が異なる 一体なぜ?ホームセンター広報が説明する「一説」を聞いた

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   西日本と北海道の灯油缶は青色だが、東日本の灯油缶は赤色になっている――。ホームセンター大手のDCMがXに投稿した内容について、「初めて知りました!」などとSNSで話題になった。

   灯油缶の色が、西日本と北海道、東日本で分かれる理由とは。同社の広報担当は2024年11月26日、「一説によれば、東日本では危険をイメージさせる『赤色』が定着し、北海道・西日本では着色に使う染料が『青色』のほうが安かったため、『青色』が定着した」とJ-CASTニュースの取材に説明した。

  • 灯油缶(写真はイメージ)
    灯油缶(写真はイメージ)
  • 西日本・北海道で販売される灯油缶(DCM提供)
    西日本・北海道で販売される灯油缶(DCM提供)
  • 東日本で販売される灯油缶(DCM提供)
    東日本で販売される灯油缶(DCM提供)
  • 灯油缶(写真はイメージ)
  • 西日本・北海道で販売される灯油缶(DCM提供)
  • 東日本で販売される灯油缶(DCM提供)

その地域に応じて灯油缶の色を変えて販売

   DCM公式Xアカウントは11月25日、西日本と北海道の人は「青色」の灯油缶を想像する一方、東日本の人は「赤色」を想像するとXで紹介。26日19時時点で1万3000件以上のいいねを集めるなど話題になり、知らなかったなどと驚く声が上がった。

   J-CASTニュースの取材に対し、同社の広報担当は、上記の分け方は「大まかに部類した場合」だと説明する。静岡県よりも東側は「赤色」の灯油缶になり、愛知県や岐阜県よりも西側は「青色」になるという。

   ちなみに同社でも、その地域に応じて灯油缶の色を変えて販売している。理由は、その地域に定着していない色の灯油缶を販売しても、売り上げが落ちるからだという。なお、一部の店舗では両方の色を扱っているとのことだ。

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