YouTuberの宏洋(ひろし)氏が2024年11月24日にXとYouTubeで、道路交通法違反で罰金が科されたことを明かした。
宏洋氏は、宗教法人「幸福の科学」の創始者・大川隆法氏の長男だが、19年に幸福の科学から懲戒免職処分となった。24年1月に名誉毀損の疑いで逮捕されたあと、7月に89キロオーバーのスピード違反で、懲役3か月・執行猶予2年の有罪判決を受けている。
「止まったけど渡ってないみたいな感じだったじゃん」
宏洋氏は24日夜にXで「ヤバい」「終わったかもしれない」と投稿。その後、「【緊急】これから警察に身柄を拘束され、事情聴取を受けます」と報告し、取り調べに入ったら携帯が没収されるといい、「現在執行猶予中なので、これ以降更新が途絶えたら『そういうこと』だと思って下さい」とつづっていた。
一方、その後に投稿したYouTube動画では、信号機のない横断歩道で止まらない「一時不停止」で警察に拘束されていたと伝えた。
宏洋氏は、「現在僕は執行猶予中ということであと1年半ぐらい残っているので、そのまま逮捕されて刑務所まで持ってかれてしまう可能性はあった」としながらも、無事釈放され、罰金9000円となったと明かした。
そのときの状況については、渋谷の人通りが多い道で、横断歩道の前にいる2人組を確認して減速したと説明。しかし、歩行者が横断歩道を渡らなかったため、発進したところを警察官に捕まったとのこと。「止まったけど渡ってないみたいな感じだったじゃん」と抗議をしたそうだが、警察からは「完全に停止しないとダメ」と指摘されたという。
さらにこの日、宏洋氏は財布を持っておらず、免許不携帯だったそうだ。そのため、車を一度置いて、タクシーで家まで戻り、免許が入った財布を持って戻ってきたが、その間に照会されており、執行猶予中であることが警察に知られたとのことだった。
「執行猶予期間が明けるまでは運転しない方が良いというのは分かってはいる」
宏洋氏は、「さすがにこれやばいかなと思ったんで、携帯がまだ最初捕まった時触れたんでそれで投稿したんですけども」とポストの意図を説明しつつ、「結局、免許不携帯の方は見逃してくれた」と警察の対応を明かした。
この出来事に宏洋氏は、「一応なんとか無事に解放されました。まあ罰金9000円は痛いけどもということですね」と話しつつ、前科がなければ長引かず、罰金が命じられて終わっていたと振り返っていた。
また、その後に投稿したXでは、「この度は皆様に多大なるご心配・ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ありませんでした」と謝罪し、「執行猶予期間が明けるまでは運転しない方が良いというのは分かってはいるのですが金銭的・時間的余裕が無く自分で運転せざるおえないのが現状です」(原文ママ)と説明した。
この一連の出来事に、弁護士の紀藤正樹氏はXで、「一般論としても執行猶予中で、一番恐ろしいのは道路交通法違反です。事故は防ぎようがないものもあり、車の運転は最新の注意が必要です」(原文ママ)とポストしていた。