「ミッキーとは何だったのかを考えさせられる存在」――。空港でコピー品だと思い「偽ミッキー」のぬいぐるみを正直に申告したら、職員が爆笑して通過できたという投稿が2024年11月17日、Xで投稿されると、大きな反響を呼んだ。
J-CASTニュースは「偽ミッキー」の持ち主でもある投稿者に詳しい話を聞いた。
「似ても似つかない偽者」「ミッキーとは思わなかった...」
話題となったのは、Xユーザー「s'」さん(@sscrimess)が投稿した次のポスト。
「税関が話題ということで、こんな思い出をひとつ。コピー品だと思って正直に申告した『偽ミッキー』。クオリティが低すぎて職員が爆笑し『これは大丈夫です』とお墨付きをいただいた。『知財クリア』の偽ミッキー、もはや世界に一つだけのオリジナル...ミッキーとは何だったのかを考えさせられる存在」
20日までに3700回以上リポスト、1万1000回以上「いいね」、55万9000回以上表示され、大きな話題となった。投稿には次のようなコメントが寄せられている。
「確かによ?く見るとミッキーフレーバーが入ってるけど言われないと分からないw」
「凄まじいミッキー......どこで手に入れたのでしょうか?」
「どこらへんにミッキー要素がぁ...?ってくらいオンリーワンすぎるwwwww」
「ミッキーとは思わなかった...」
「似ても似つかない偽者」
「これを『ミッキーです』と主張したらディズニーから『ざけんな』と怒られるのでは......逆の怒られ発生」
「偽ミッキー」の持ち主である投稿者は19日、J-CASTニュースの取材に対して、23年5月にロシア旅行から帰国した際の出来事だと明かした。ロシア・モスクワのシェレメチェボ空港から中国・上海の浦東国際空港を経由して、成田空港に到着した際の話だという。
「モスクワのショッピングモール内で射的をして手に入れました」
入手経路については「モスクワのショッピングモール内で射的をして手に入れました。20個のコップを落とすと、ぬいぐるみの中から好きなものを1つ選べる仕組みで、自分は『偽ミッキー』を選びました。特に名札やタグのようなものは付いていなかったと思います」と振り返った。
税関を通過できた経緯は、次のように説明した。
「ロシアからの帰国だったため、税関で重点的に調べられる覚悟で臨みました。カバンを開けるとすぐに『偽ミッキー』が顔を出し、職員から『これ、なんですか?』と尋ねられました。とっさに『偽ミッキーですね』と答えてしまい、日本の税関では偽造品が禁止されていることを思い出して焦りました。職員は笑いながら隣の職員を呼び、確認の会話を始めましたが、二人で大笑いした後に『大丈夫です。お通りください』と言われ、そのまま通してもらいました」
今回、「偽ミッキー」が大きな反響を呼んだことについては、「ミッキーほどの可愛さはないものの、思い出深いぬいぐるみです。今でも自宅に飾っています」と振り返った。