斎藤元彦氏、文書問題「関心低い」vs稲村和美氏「マネジメントに問題」 知事選後の動画番組でも違いクッキリ

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   兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏(47)と接戦で次点になった前尼崎市長の稲村和美氏(52)がインタビュー動画にそれぞれ出演し、2人が語った内容の対比が話題になっている。

   動画は、メディア企業「tonari」(東京都港区)が運営するユーチューブチャンネル「ReHacQ(リハック)」で、知事選翌日の2024年11月18日と19日にライブ配信された。2人をインタビューしたのは、テレビ東京プロデューサー出身の高橋弘樹社長だ。

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斎藤氏「自分で調べた人が多く、政治を変える転換点」

   18日に先に出演したのは、斎藤氏だった。斎藤氏は、リハックが用意した部屋に来て、緊張した面持ちで席に座った。次第に笑顔になり、高橋氏からの質問に次々と答えていった。

   選挙戦について、斎藤氏は、メディアでは知事の資質やパワハラ疑惑などの文書問題が争点とされたが、県民は暮らしに関心が強いと考え、主に政策を訴えたと明かした。在職中は県立大の授業料無償化や不妊治療の支援を行ったため、若い世代や女性から声をかけられることが多く、県民は政策を見ていると強く感じたという。その結果は、共同通信などの世論調査で、文書問題への関心は9%と低いことに現れていると指摘した。

   メディアによる疑惑追及については、テレビや新聞は、裏付け取材はされていたが、若い世代を中心に、報道に違和感があると伝えられることが多かったとした。何が正しいか自分で調べた人が多く、政治のあり方を変える転換点だと感じたと明かした。

   例えば、おねだり疑惑でワインを飲んでみたいとの音声が報じられたとき、報道で世の中の流れが作られたため、斎藤氏がよくないことをしているとされた。しかし、実際は、県議から生産者を応援してほしいと言われて話しただけで、こうしたことが知られて違和感を持たれたのではないかという。

   ただ、今後はカニをもらうか聞かれ、斎藤氏は、ルール作りが必要だと説明した。疑惑が出た後は、断っていたが、生産者は食べてほしいと思っているため、今後は、「見える化」をするなど試行錯誤していく考えを示した。

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