詩人・谷川俊太郎さん死去92歳 最後は「感謝」の詩を残して

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没後に最後の詩

   谷川さんは老境に入ってから毎月一回、朝日新聞で「どこからか言葉が」という書きおろしの詩を連載していた。最終回は、亡くなった後の11月17日に掲載された「感謝」というタイトルの詩だった。

「目が覚める
庭の紅葉が見える
昨日を思い出す
まだ生きてるんだ」

   という書き出しで始まり、最後は、

「感謝の念だけは残る」

   という言葉で結ばれていた。

   谷川さんは3回結婚し、3回離婚した。3人目の妻は「100万回生きたねこ」で知られる作家の佐野洋子さん。

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