「打線が一周するだけでも苦戦を強いられた」
同メディアによると、韓国代表リュ・ジュンイル監督(61)は「今回の大会は結局、先発投手が重要であることを示している。KBO(韓国プロ野球)リーグを見ても、6人から7人の先発投手を持つチームが勝つ」と話したという。
地元メディア「OSEN」は、「史上初の予選脱落、初代優勝国どうして没落したのか」などのタイトルで記事を公開。韓国は15年第1回大会で優勝し、19年第2回大会では準優勝している。
記事では「かつて国際大会で世界ランキング1位の日本とライバル関係を築き、アジアナンバーワンの座を狙っていた韓国野球に衝撃が走った」と書き出し、1ラウンド敗退の要因を独自分析した。
「スポーツ朝鮮」の見解と同様に、国際大会での長期的不振の要因として先発投手の実力を挙げ、今大会の1次ラウンド敗退を厳しい論調で報じた。
「彼らは国内でエース、最多勝、フリーエージェント(FA)投手と呼ばれるトップクラスの先発陣だ。しかし、国際舞台に出ると5イニングも消化できないB級先発投手になってしまった。5イニングはおろか、打線が一周するだけでも苦戦を強いられた」
今大会、韓国の投手陣は精彩を欠き、1次ラウンド4試合で22失点だった。スーパーラウンドに進出した日本と台湾には、それぞれ3-6で敗れた。23年WBCに続いての1次ラウンド敗退に、地元メディアはショックを隠さなかった。