ゲーム系メディアが2024年11月14日に投稿した新作情報をきっかけに、「オオグンタマ」なる謎のワードがXトレンド入りしている。
「架空の県『群玉県』を舞台に......」レーシングゲームがまさかのバズり
発端となったのは、ゲームやエンタメ系の情報を伝えるネットメディア「IGN JAPAN」が14日に公開した新作ゲーム情報だ。「日本の田舎町などが舞台の公道レーシング『JDM: Japanese Drift Master』本編の配信時期が2025年春に決定 」とするもので、「架空の県『群玉県』を舞台に、ストリートレースで名を上げていくストーリー」と伝えている。
Xでは、ゲームの舞台となる「群玉県」に注目が集まった。群馬県と埼玉県を掛け合わせて作ったとみられる架空の県だが、関連ワードとしてトレンド入りしたのは「オオグンタマ」「オオグンタマの貴重な産卵シーン」などの謎のワードだ。
実はこれ、20年11月に活動を終了したお笑いコンビ「ラーメンズ」によるコントで披露されたワードだった。元となったのは、"アート系コント""不条理コント"で知られ、カルト的人気を博したコンビの出世作とも言えるコント「日本語学校 」だ。
「ウッキウキでリプ欄見に来たら案の定インターネット老人会で最高」
「日本語学校」は、日本語講師を演じる小林賢太郎さんが発するセリフを生徒役の片桐仁さんが復唱していくコントで、地名の勉強から始まり、講師役の小林さんのセリフがだんだんとありそうでない例文に変化していくというものだ。
どこかズレた日本語を大真面目に復唱するというシュールなネタが人気を集め、2000年代に流行した「FLASH動画」では、このコントをイラストに置き換えたネタ動画「千葉! 滋賀! 佐賀! 」なども大きな注目を集めた。
この時、「群馬」「埼玉」と地名を教えていた講師が、「グンタマ」「オオグンタマ」「オオグンタマのメス」「オオグンタマの貴重な産卵シーン」と徐々に県名を混ぜ、謎のワードを繰り出すシーンがある。
ネタのワードと奇しくも架空の県として制作された「群玉県」と一致したことから、懐かしのコントを思い出すユーザーが相次いだようだ。
Xでは、「オオグンタマの貴重な産卵シーン!! オオグンタマの貴重な産卵シーンじゃないか!! ヒョギフ大統領は元気にしてるか!??!? 」「令和のこの時代に、まさかラーメンズのflashネタが再熱するとか思わんじゃん!?!!? 」「ウッキウキでリプ欄見に来たら案の定インターネット老人会で最高 」など、インターネットの"あの頃"を懐かしむユーザーの投稿で溢れている。
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— Japanese Drift Master (@Japanese_Drift) November 14, 2024
The countdown is on! JDM: Japanese Drift Master launches in spring 2025. ????
Watch our latest teaser for a sneak peek at Ichikara, a vibrant city where your drift skills will be put to the test!#LetsDrift #JDM #Gamedev pic.twitter.com/hS2tiIVJ0Y