日大の凋落の陰に、社長の世代交代
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査をまとめた東京商工リサーチ情報部の担当者の話を聞いた。
――日本大学が14年連続トップということは、卒業生の数が桁外れに多いからでしょうが、近年凋落が著しいのはなぜでしょうか。その代わり、都道府県別にみると、各地で地元の国公立大学やエリア有力私立大学がトップを占めるケースが多くなりましたね。
担当者 各地の社長の世代交代との関係性が考えられます。世代交代といっても若返ったというわけではなく、全体的に社長の年齢は高齢化しています。
しかし、1つ下の世代の新社長は、東京にある日本大学の卒業生ではなく、地元進学を志向した層が徐々に増加傾向にあるのではないかとみています。それが、各地で地元の国公立大学や私立大学出身が増えた理由と考えられます。