Xで「私の直の友人が松本氏らからホテルで性被害を受けています」と訴えていた元アイドルグループ「アイドリング!!!」のリーダーでボイストレーナーの遠藤舞さんが2024年11月13日、「生身での発信はこれにて終了します」と発表した。
「誹謗中傷が酷く脅しと取れる文書も届き、身の危険を感じた」
遠藤さんは11日、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが、週刊文春の記事をめぐって起こしていた訴訟を取り下げたことについて「私は好きな芸能人が、あんな中途半端な対応したら幻滅する」などと持論を展開した。
その上で、「そもそも私の元々友人だった子が被害を受けていたり、この件とはまた別でタイムリーに自分の大切な人が性被害を受けて苦しんでいたり......」など、身近な環境に性被害があったと主張。投稿に寄せられたコメントに返信するかたちで「説明が追いついていませんが私の直の友人が松本氏らからホテルで性被害を受けています」と明かしていた。
投稿には応援のメッセージが寄せられた一方、内容の真偽を問う声や、訴訟取り上げ後のタイミングでの告発を批判する声なども多く上がった。第三者が勝手にカミングアウトするのはおかしいとする指摘もある。
こうした中、遠藤さんは13日、「証拠を交えた時系列と主張をまとめた文書を書こうかと思ったのですが、あくまで第三者目線でのカムアウトであることと、誹謗中傷が酷く脅しと取れる文書も届き、身の危険を感じたため何の媒体も通さず生身での発信はこれにて終了します」と投稿した。
「後ろ盾を見つけて再び発言できると嬉しい」
投稿内容について「当初からの考えは今も何も変わりませんが、私も現在真偽不明の所を断定する形で発言してしまった点は軽率でした」として謝罪した。 「死ぬほど悔しいですが、本当に死んでしまってはさらに報われない。命には変えられません」とつづった。
SNSを通じての告発は断念した遠藤さんだが、「メディアを通じての発信に期待しています」との声が寄せられると、「はい、生身での闘いがあまりに無謀なので後ろ盾を見つけて再び発言できると嬉しいです」と環境を変えて告発を続ける気持ちはあるとしている。
遠藤さんの訴えには、「遠藤舞さんへの誹謗中傷が凄い この酷さを目の当たりにすると、性被害を受けた女性の立場って本当に弱いと思う 業界にいるから、第三者だから言えるってことも沢山あるのに」などと寄り添うメッセージも寄せられた。
一方で、「第三者目線でのカムアウトって何? 性加害が無かった事にされるのに怒っているって、証拠も出さずにSNSという全世界の人が見れるものを通じて性加害者、犯罪者扱いされた人の事はどう思うんですかね?」「だったら最初から言いふらすなよと。被害者とされる人だけ迷惑かかってるじゃん。そもそも本当にいるのか分からないし当事者がOKしてるのかも謎」など、未だ違和感が拭えないとする批判も目立つ。
証拠を交えた時系列と主張をまとめた文書を書こうかと思ったのですが、あくまで第三者目線でのカムアウトであることと、誹謗中傷が酷く脅しと取れる文書も届き、身の危険を感じたため何の媒体も通さず生身での発信はこれにて終了します。
— 遠藤 舞 ボイストレーナー (@endo_mai2) November 13, 2024