2024年11月17日投開票の兵庫県知事選に立候補している元尼崎市長の稲村和美氏が11月12日、街頭演説の阻害や暴力行為などによる逮捕者が出ている事例があるとして、「公正な選挙戦を進めるうえで看過できるものではない」との声明をSNSで発表した。
「大変、心を痛めております」
今回の知事選は、県議会の不信任を受けた斎藤元彦前知事の失職によるもの。斎藤氏と稲村氏を含め計7人が立候補する中で、SNS上では、候補者の街頭演説を阻害したり聴衆に暴力を振るったりする動画が拡散していた。
稲村氏は12日、「いなむら和美選挙対策本部」名義で声明を発表。「各陣営の演説会場において、街頭演説の阻害や、暴力的行為等より逮捕者が出る事例があると聞き及んでおり、大変、心を痛めております」と報告した。
「当陣営においては、今まで一貫してフェアな選挙戦を貫き、県民の皆さんに訴えて参りましたが、いずれの候補者陣営に対しても、演説等への阻害行為は公正な選挙戦を進めるうえで看過できるものではないと考えています」
その上で、街頭演説は「それぞれの主張を県民に訴える大切な機会」だとして、「公正な選挙戦を各陣営が展開できますようにご理解ご協力をお願い申し上げます」と呼びかけた。