わからない時はスマホ教室に行くか、子どもに聞こう
――「最新のOSにアップデートする」ですが、頻繁にGoogleやLINEも含め、アップデートの通知がきます。しかし、いちいちパスワードを入れなくてはならず、面倒なうえ、ひょっとして個人情報を抜き取る「ニセメールではないか」という心配があります。正直にいえば、ほとんどアップデートをしたことがありません。
マイナカードの4桁の暗証番号さえ、メモにしてカードと一緒に入れているシニアも多いです。新しいパスワードを覚えるのが大変な2人暮らしのシニア夫婦は、スマホ教室に通ったほうがいいでしょうか。
水野一成さん そもそもアップデートが何のために行われるのか、分からない方もいると思います。また、不明なことに対して立ち止まる(実施しない)姿勢は、セキュリティー上、大切なことです。不安な時は、詳しいご家族やご友人に聞くことをお勧めします。
先に述べましたが、どこまでがゴールか、難しいのがセキュリティー対策。セキュリティーに不安があるシニアは、スマホの利活用にも自らブレーキをかけて、さまざまなサービスを無駄にしている調査結果が出ています。
つまり、安心・安全につながるセキュリティー対策を行うことは、スマホの積極的な利活用にもつながるのです。携帯電話会社や行政などが実施しているスマホ教室を活用することも、有効かと思います。心配な時は、ご家族やご友人、携帯会社などに相談することをお勧めします。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)