三重県観光連盟が公式Xに投稿した企画のチラシ画像に素材配布サイトの「ウォーターマーク(透かし)」が入ったままだったとして指摘する声が相次いでいる。投稿はすでに削除されており、三重県観光連盟は取材に「校了前のものを公開してしまった」と説明している。
「著作権侵害などの問題がないことを確認」
問題になったのは、県内の観光スポットでやってみたいことを募集し、体験・旅行企画を作成する「三重であなたがしたいことをかなえますアイデア募集」のチラシだ。男女が笑顔で楽しそうにしているイラストが複数枚使用され、その上に「三重であなたがしたいことをかなえます!」などの文字が乗っている。
このイラストに、著作権保護や複製・改ざん防止などのためのウォーターマークが入っていた。該当の素材配布サイトの利用条件では、透かしの入った作品の使用はプレビュー目的に限るとしている。無断使用ではないかなどと、Xで指摘の声が相次いだ。
画像を掲載した投稿は2024年11月11日までに削除されており、三重県観光連盟は9日にXでこの画像について、「ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。現在事実関係確認中です」と投稿している。
11日にJ-CASTニュースの取材に応じた三重県観光連盟の担当者は、制作会社がイラストを購入していたものの、「校了前のものを公開してしまった」と説明。素材配布サイトを含む関係各所に連絡し、著作権侵害などの問題がないことを確認したと説明した。
当連盟が企画した「三重であなたがしたいことをかなえますアイデア募集」のチラシ画像について、ご心配、ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
— 観光三重(三重県観光連盟) (@kankomie) November 9, 2024
現在事実関係確認中です。