「日本人としては、あの感じはあまり受け入れられない」
そして、こう続けた。
「佐々木朗希の真っすぐは、すごくシュートが気になる。小宮山(悟=元ロッテ)みたいに分かってうまく利用するならいいが。佐々木よりも速く投げるメジャーの投手はいっぱいいる。平均が153キロとかだから。162試合、その間、ずっと投げていけるのか。今年だって(シーズン中に)2回休んでいる」
佐々木は今シーズン18試合に先発し、自身初となる2ケタ(10勝5敗)をマークした。防御率は2.25で、クオリティスタート(QS=6回以上を投げて自責点3以内)達成率は61.1%だった。
今シーズンはキャリアハイを更新する一方で、シーズン中に2度戦線を離脱。年間を通してローテーションを守れず、規定投球回は未達に終わった。
佐々木の大リーグ挑戦について、愛甲氏は「ちょっといろいろ問題があったじゃない。アメリカに行く行かないで」と切り出し、次のように私見を述べた。
「日本人としては、あの感じはあまり受け入れられない。頑張って頑張って、みんなで『頑張って行ってこい』という雰囲気ではない。頑張ってほしいというのはあるけど、もっと日本でがむしゃらに頑張ってほしいという感じはある」
日本の完全試合投手は、どの球団に移籍するのか。大谷翔平選手(30)、山本由伸投手(26)が所属するロサンゼルス・ドジャースが有力視される中、佐々木の今後の動向に注目が集まる。