「私の発言を実際に聞いた記者は誰もいませんでした」と強気も...
一度は謝罪したものの、発言の過激さに加えこうした姿勢が火に油を注いだのか、SNSではさらに批判が過熱。「百田尚樹、言葉を切り取られたと騒いでるが、産まなきゃ子宮摘出しちゃうよという脅しを思いつくだけでだいぶヤバいのよ」「問題は『なぜ女に対してはそのたぐいの"たとえ話"をしていいと思っているのか』なんだが」などと、あきれる声が相次いだ。
百田氏は10日、名古屋市長選への応援演説の際、複数のメディアから取材を受けたと明かし、「驚いたことに、私の発言を実際に聞いた記者は誰もいませんでした。あの発言は、『あってはいけないこと』という意味のことを事前に3回も前置きし、しかも『SF小説として』という前提で語っていることを、記者は誰も知りませんでした」と不満をつづった。
強気な姿勢を崩さなかった百田氏だが、同日夕、改めて「私の発言は『あってはならないこと』と前置きした上でのものでしたが、表現が下品で、不快な気持ちにさせてしまったことは事実です。発言を撤回して謝罪いたします」として謝罪した。
謝罪と撤回のポストには、「一度発した言葉が永遠に消えないことなんて、まともなら子どもでもわかりますよ」「それ以前に、思っても口に出すべき言葉ではないんだよ」など、なおも批判の声が寄せられている。