お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが、週刊文春の記事を巡って起こしていた訴訟を取り下げた。2024年11月8日には、自身のXに代理人弁護士による声明文を掲載した。
その2日後の10日、松本さんがかつてメインコメンテーターを務めていた「ワイドナショー」（フジテレビ系）が放送された。今年1月、裁判に専念するため休業することになった際には、「事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす」と投稿したこともある番組だ。だが、この日の放送では、松本さんの訴訟取り下げは一切触れなかった。
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「ワイドナショー」はフジテレビ系列で放映されている
松本さんの芸能界復帰巡り
11月10日の「ワイドナショー」では、冒頭から米大統領選と日本の政治の話題に30分ほどの時間を割いた。その後は闇バイト、新語流行語大賞といったテーマを取り上げ、最後まで松本さんの話題は出なかった。同時刻に放送された「サンデー・ジャポン」（TBS系）で大きく取り上げたのとは、対照的だった。
事前収録で難しい面があったとみられる。一方で、松本さんとは縁が深い番組だけに、Xでは「訴訟取り下げ」の件に触れてほしかったとする声も。とくにこの週末、Xでは松本さんを巡っての投稿が多かった。そのひとつが、松本さんの芸能界復帰を巡るものだ。
所属事務所の吉本興業は8日、同社ウェブサイトで「松本人志の活動再開につきましては、関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます」と発表した。復帰については、現時点では白紙とみられる。
Xでは、「#松本人志をテレビに出すな」というかなり厳しい表現のハッシュタグで松本さんの復帰に反対する意見と、これとは逆に「#松本人志をテレビで見たい」というものが寄せられている。