ソフトバンク石川柊太がFAで大争奪戦へ セ・リーグ球団で人気が出そうな理由

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   ソフトバンクの石川柊太が2024年11月8日、今季取得した国内FA権の行使を表明したことが、メディアでいっせいに報じられた。

  • 福岡ソフトバンクホークスの本拠地・みずほPayPayドーム
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最多勝、最高勝率のタイトルホルダー ノーヒットノーランも達成

   創価大から育成ドラフト1位でソフトバンクに入団し、プロ3年目の16年に支配下昇格。18年に自己最多の13勝をマークすると、コロナ禍により120試合制で開催された20年に11勝を挙げ、最多勝と最高勝率(.786)のタイトルを獲得した。

   2023年はノーヒットノーランを達成。テンポよく投げ込む投球スタイルで、連盟特別表彰のスピードアップ賞の投手部門を2回受賞している。

   今季は先発、中継ぎとチーム事情に合わせて与えられた役割で15試合登板し、7勝2敗、防御率2.56をマーク。夏場以降は先発ローテーションで安定した投球を続け、4年ぶりのリーグ制覇に貢献した。

人的補償を必要としないCランクは人気の一因に

   石川は推定年俸1億2000万円で、人的補償を必要としないCランクの可能性が高い。先発のコマ不足に悩む球団は獲得を検討することになるだろう。

   セ・リーグの球団関係者は

「パワーカーブを投げられる投手はセ・リーグで珍しい。直球で押し込めますし、スタミナも十分。パ・リーグの球団だけでなく、セ・リーグの球団からも評価が高いことは間違いない。複数球団の争奪戦は間違いないでしょう」

と太鼓判を押す。

   昨オフにオリックスからFA宣言した山崎福也(日本ハム)は巨人、ヤクルト、DeNA、ソフトバンク、日本ハム、慰留に努めたオリックスと6球団の争奪戦となった。

   山崎も人的補償が必要のないCランクだったことが他球団から人気の一因となった。石川には何球団が獲得に動くか注目される。(中町顕吾)

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