なぜ佐々木朗希「FAランク」2位?規定投球回未達なのに 韓国メディア疑問視「耐久性に大きな懸念」

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   米スポーツ専門局「ESPN」(ウェブ版)は2024年11月6日、今オフのフリーエージェント(FA)ランキングを発表し、ロッテ佐々木朗希投手(23)が全体の2位に入った。

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「契約金予想額は500万ドル(約7億7000万円)」

   同メディアは「MLBフリーエージェント上位 50 人のランキングと契約予想」と題した記事を公開し、寸評付きのランキングを作成した。

   ランキング1位は、ニューヨーク・ヤンキースのファン・ソト外野手(26)だ。ソトは今シーズン157試合に出場し、打率.288、41本塁打、109打点を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは.988だった。

   大リーグで実績を残してFAとなったソトに次ぐ2位に入ったのが佐々木だ。

   記事では、契約金の予想額を500万ドル(約7億7000万円)とし、「12月15日以降に入団すれば700万ドル(約10億7000万円)で、それ以前ならば最大250万ドル(約3億8000万円)になる」と分析した。

   移籍先に関しては、大谷翔平選手(30)と山本由伸投手(26)が所属するロサンゼルス・ドジャースを有力候補に挙げた。

   野球人気が高い韓国では、大リーグに関するニュースが大きな関心を集め、複数のメディアが連日、大リーグの情報を伝えている。

「今シーズンは負傷や球速の減少を経験」

   地元メディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は、ESPNが発表したFAランキングに反応し、佐々木が2位に入ったことに疑問を投げかけた。

   記事では「ロッテ球団が米国進出をまだ許していない中、FAランキングではトップクラス投手と評価されている」とし、「メジャーリーグのトップクラスFA先発投手であるコービン・バーンズ(3位)、マックス・フリード(6位)、ブレイク・スネル(8位)を抜いて投手の中で最高順位を記録したのだ」と伝えた。

   そして、日本球界におけるこれまでの成績を振り返り、こう指摘した。

   「佐々木はNPBで一度も規定イニングを超えたことがなく、今シーズンは負傷や球速の減少を経験した。『耐久性』で大きな懸念を生んだという点で、破格的な評価といえる。もちろん、ロッテに承認されておらず、実際、来年のメジャーリーグマウンドに彼が立つことになるかはまだ不透明だ」

   佐々木は今シーズン18試合に登板し、自身初の2ケタとなる10勝を記録した。キャリアハイを達したものの、今シーズンは2度、戦線を離脱。年間を通してローテーションを守れず、規定投球回は未達に終わった。

   佐々木の大リーグ挑戦に関して、現時点で不透明だが、米メディアの注目度は高く、今後の動向に目が離せない。

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