X上で2024年11月5日、「某業務スーパーで購入した」と主張しながら、袋入り氷に大量のガラス片が混入していたと訴える投稿があった。アカウントは既に削除されるも、内容の真偽が疑われながら広く拡散されている。
投稿者が「某」と濁した以上、単に業務用食品を扱うスーパーについて言及していた可能性は残る。ただXでは、神戸物産(兵庫県加古川市)がフランチャイザーとして展開する「業務スーパー」での出来事と捉えるユーザーが多い。
同社は取材に、「現時点では当社側では事実の把握をしておりません」と答えた。製造元で事実確認を進めているとしながら、「製造時に異物が混入した可能性は極めて低くなっております」とも説明している。
製造工程ではX線検査も
あるXユーザーが5日、小粒のガラス片が大量に入ったザルの写真を添えて、冒頭のように投稿した。購入したのは4キログラムの氷の袋で、写真は、ザルに開けてお湯で溶かした状態だという。
投稿が拡散されるなか、6日までに、このアカウントは削除された。Xでは真偽を疑う声もあるが、「業務スーパーの氷にガラス混入ってマジか」「透明なもんに透明なガラス混ぜられてるとか怖いよ」「事実ならとんでもない」といった、書き込みの内容を信用するような反応も出ている。
では、「業務スーパー」が販売した袋入り氷にガラス片が混入した事実はあるのか。神戸物産のIR・広報課は6日、J-CASTニュースの取材に、「製造元にて事実確認を進めております」とした上で、下記のとおり答えた。
「業務スーパーで販売している氷にガラス片が混入していたかどうか、現時点では当社側では事実の把握をしておりません。なお、製造元より管轄の保健所への報告は行っており、また、保健所による立ち入り検査も行っております。
製造工程においてもX線検査を行っているため、製造時に異物が混入した可能性は極めて低くなっております」