「歓迎されるオーナーが備えるべき完璧な徳目」
記事では「強烈に目を引くシーンがあった」とし、「優勝直後の様子だ。選手たちが繰り広げた狂喜乱舞のビールかけにオーナーが直接参戦した。三浦大輔監督が勇気を出して、12歳も年上のオーナーの頭上に豪快にビールをぶちまけた。やられた会長も大人げない。子供のように叫びながら喜んだ」と報じた。
同メディアは、南場オーナーのこれまでの経歴や、球団オーナーになった後、何度も球場に足を運んでチームを応援していることなどに触れ、こう評した。
「南場オーナーは、球団にお金をたくさん投資し、球場によく来る。でも選手団の運営には絶対に干渉しない。歓迎されるオーナーが備えるべき完璧な徳目だ」
新潟県出身の南場オーナーは、津田塾大を卒業して、米ハーバード大の大学院を修了。そして、15年にDeNAのオーナーに就任し、日本プロ野球で初の女性オーナーとなった。今回DeNAが日本シリーズを制したことで、就任10年目の節目の年に、女性オーナーとして初の日本一になった。