ユーキャンが2024年11月5日に公開した「第41回 2024年 新語・流行語大賞」ノミネート語のひとつ「令和の米騒動」をめぐり、一般ユーザーとプロ野球ファンとのあいだで意見が割れている。
一般ユーザーにとっては「社会的関心事」「時事・政治」だが...
ユーキャンは5日、今年の「新語・流行語大賞」にノミネートされた30のことばを発表した。
Netflix(ネットフリックス)で配信されヒットしたドラマ『地面師たち』の名台詞「もうええでしょう」やSNSをきっかけにブームとなった「アザラシ幼稚園」、MLB・ドジャースで活躍した大谷翔平選手の「50-50」などが並ぶ中、SNSで注目を集めているのが「令和の米騒動」だ。
令和の米騒動といえば、一般的には24年夏、前年の記録的猛暑と水不足により米の収穫量が大幅に減少したことや、コロナ禍を経て外食需要が回復していることなどを理由に、全国的にコメ不足となったことを思い出す人が多いだろう。スーパーマーケットなどでは売り切れが相次ぎ、買いだめをする人への批判も上がった。
こうした背景から、「令和の米騒動」は報道・情報番組「Nスタ」(TBS系)では「社会的関心事」、情報番組・ワイドショー「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では「時事・政治」に区分されていた。
「やっぱ立浪の影響力はすごいなーって思ったら、違う米騒動だった笑」
一方、こうした流れに異議を唱えるのがプロ野球ファンだ。プロ野球ファンにとって「令和の米騒動」といえば、23年の"流行語"だったというのだ。
夕刊フジが23年8月23日に公開した「中日・立浪監督、白米提供を禁止 〝令和の米騒動〟きっかけは細川成也 マルティネスは異議 64年ぶり敵地13連敗」とする記事を発端とするもので、中日ドラゴンズの立浪和義監督が野手に対し「炊飯器を撤去し白米の提供を禁じた」としていた。
議論を呼ぶ采配などでたびたびSNSを騒がせていた立浪監督をめぐる報道であったことや、当時もキャッチーなフレーズで話題を集めたワードだったことなどから、今回のノミネートに違和感を覚えたプロ野球ファンが少なくないようだ。
Xでは「令和の米騒動は本当の米騒動の方なのか、立浪の方じゃないんだね」「流行語大賞に『令和の米騒動』がランクインしてて今年の事じゃないのにやっぱ立浪の影響力はすごいなーって思ったら、違う米騒動だった笑」など、面白がる声が多く上がっている。